🔹 ユニオンとは?
ユニオン(Union) は、2つ以上のテーブルを縦方向に結合し、データを増やす操作です。
| 操作対象 | 結果の方向 | 主な用途 |
|---|---|---|
| ユニオン | 縦方向(行の追加) | 同じ列構造のデータをまとめる |
| ジョイン | 横方向(列の追加) | 異なる列を結合し詳細を追加 |
🔹 ユニオンの条件と注意点
- 対象となるテーブルは、列名や列の順序が一致している必要があります。
- 列が一致しない場合は、Tableauが空白列(null)を挿入することがあります。
🔹 ユニオン後にどうなるか?
| 項目 | 変化 |
|---|---|
| レコード数 | ✅ 増える(重複しない限り) |
| フィールド数 | ❌ 変わらない(列構造は同じまま) |
| 重複データ | 含まれる(UNION ALLの動作) |
🔹 問題の解説
問題:
A union of two tables may result in ______
(a) Less records
(b) More records
(c) More fields
(d) Less fields
正解:
✅ (b) More records
理由:
ユニオンは「行の追加」操作であるため、同じ列構造のテーブルを結合する際、行(レコード)数は増えることになります。一方、列(フィールド)は変化しません。
🔹 ユースケース例
| テーブルA(1月の売上) | テーブルB(2月の売上) | ユニオン後(1月+2月) |
|---|---|---|
| Order ID | Sales | Order ID |
| A001 | 100 | B001 |
| A002 | 150 | B002 |
| B001 | ||
| B002 |
結果として、行が4件に増える(列構造は変化なし)。
📝 補足
- Tableauでは、複数のExcelシート、CSV、またはフォルダ内の複数ファイルをユニオンすることができます。
- GUI上ではドラッグ&ドロップで簡単にユニオン可能。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| ユニオンの方向性 | 縦方向(行の追加) |
| レコード数への影響 | 増える(More records) |
| フィールド数への影響 | 原則変わらない |
| Tableau試験での出題観点 | 「ユニオンは行を追加する操作である」と理解する |
