ホーム » データサイエンス » Tableau » 【Tableau試験対策】複数メジャーの軸表示:ブレンド軸と複合軸の基礎と違い

【Tableau試験対策】複数メジャーの軸表示:ブレンド軸と複合軸の基礎と違い

■ 概要

Tableauでは複数のメジャー(数値データ)を1つのビューに表示する際に、「単一の軸(Single Axis)」「ブレンド軸(Blended Axis)」「複合軸(Dual Axis)」といった手法が使われます。

特に試験で問われやすいのは「複数メジャーを1つの軸上で表現できるかどうか」という点です。答えは TRUE(可能) です。


■ 主な手法の比較表

手法説明使用例設定方法
単一軸(Single Axis)同じ軸に複数のメジャーを重ねて表示(同じ単位の指標が前提)売上と利益を棒グラフで比較複数メジャーをMeasure Valuesにドラッグ
ブレンド軸(Blended Axis)デフォルトでは別々の軸になる複数メジャーを1つの軸にまとめる手法複数の折れ線を同じY軸上に重ねるMeasure Names/Valuesを使用し、同一軸上で表現
複合軸(Dual Axis)異なる軸スケールで2つのメジャーを同じグラフ内に表現(スケールが異なる場合に有効)売上を棒グラフ、利益率を折れ線で重ねる2つ目のメジャーを右クリック → Dual Axis選択

■ ブレンド軸(Blended Axis)の詳細

  • 複数のMeasureを同一の軸スケールで表示する機能
  • Y軸が1本だけ表示される(同じスケール前提)
  • 利用条件:
    • データ型が同じ
    • 軸の単位やスケールが共通

✅ メリット

  • 視覚的に比較しやすい
  • 軸が複数出ないため、ビューがすっきり

❗ 注意点

  • 軸のスケールが合わない場合は適していない(その場合はDual Axisが適切)

■ 操作手順の例(ブレンド軸)

  1. 複数のメジャー(例:Sales, Profit)をMeasure Valuesにドラッグ
  2. Measure Namesを色やラベルにドラッグ
  3. 自動的に1つの軸で表示される(同一スケール)
  4. 必要に応じてフィルターや色分けを調整

■ よくある試験問題と対策

問題例:

It is possible to have a single or blended axis for multiple measures.
(a) TRUE
(b) FALSE

正解:TRUE

✔ 試験対策ポイント:

  • ブレンド軸(Blended Axis)を使えば、複数のメジャーを同一軸上に表示可能
  • 「Measure Names」「Measure Values」という仕組みの理解が前提

■ 関連用語まとめ(表)

用語意味
Measure Namesすべてのメジャーフィールド名をリスト化したフィールド
Measure Values実際の数値(メジャー)の集合で、複数のメジャーを同時に表示するために使用される
Dual Axis異なるスケールでメジャーを2つの軸に分けて表示
Combined Axis複数のメジャーを同一の軸上で表示(ブレンド軸とも呼ばれる)

■ まとめ

  • 複数のメジャーはMeasure Names/Valuesを使うことでブレンド軸での表示が可能
  • スケールが異なる場合は**Dual Axis(複合軸)**を使用
  • 試験では「TRUE/FALSE」の正誤問題で出題されやすい