■理解度テスト
【説明文】
以下は「売上値引き・割戻し」に関するまとめです。文中の空欄(①~⑩)に当てはまる語句を選択肢から選びなさい。
1. 売上値引き・売上割戻し・売上割引の定義
- 売上値引き:商品の品質不良・破損などの理由で販売価格を減額すること。通常は返品に伴う必要はなく、売上金額を減額する処理を行う。(①)に該当する。
- 売上割戻し:販売実績や取引条件に基づき、一定額を販売先に戻すこと。いわゆる(②)と呼ばれる。
- 売上割引:売掛金の早期回収を目的に、支払期日前に入金された場合などに販売代金の一部を免除するもの。性質的には(③)に近い。
2. 計上時期の違い
- 売上値引き・売上割引は、(④)に発生した事実年度で処理する。
- 売上割戻しは、契約内容に基づき、相手方の(⑤)が決定したときに処理する。
3. 仕訳方法
- 売上値引きや割戻しには
- 直接控除法:売上高から直接控除する
- 間接控除法:(⑥)を使って処理する
の2種類がある。
4. 内部牽制の必要性
- 売上値引き・売上割戻しは商品代金に関わるため、不正防止の観点から内部牽制が重要である。
- 主なポイント:
- 値引き申請書を提出し、上長の(⑦)・承認を受ける
- 銀行振込や相殺処理など、(⑧)を通じて返金を行う
5. 会計処理上の分類
- 売上値引き・売上割戻しは、(⑨)から控除する形で処理される。
- 一方、売上割引は営業外費用として(⑩)に分類される。
【空欄の選択肢】
空欄①
A. 営業外費用
B. 販売取引価格の減額
C. 金利費用
D. 売上総利益
空欄②
A. インセンティブ
B. リベート
C. ディスカウント
D. バーゲン
空欄③
A. 支払利息
B. 減価償却費
C. 売上総利益
D. 原価
空欄④
A. 発生時点
B. 会計年度末
C. 請求締切後
D. 翌期首
空欄⑤
A. 支払意思
B. 支払条件
C. 契約条件
D. 業績結果
空欄⑥
A. 売上割戻
B. 売上値引勘定
C. 売掛金勘定
D. 販売費及び一般管理費
空欄⑦
A. 稟議
B. 検収
C. 監査
D. 決算整理
空欄⑧
A. 経理部門
B. 営業担当者の現金手渡し
C. 金庫係
D. 出納長の現金管理
空欄⑨
A. 営業外費用
B. 売上高
C. 特別利益
D. 原価
空欄⑩
A. 損益計算書の営業外費用
B. 売上原価
C. 売上高
D. 特別損失
■解答と解説
空欄① → B. 販売取引価格の減額
- 売上値引きは、商品の欠陥や破損等で販売価格を下げる処理。性質は「販売取引価格の減額」。
空欄② → B. リベート
- 売上割戻しは販売数量や実績に応じて販売先に戻す金額。一般に「リベート」と呼ばれる。
空欄③ → A. 支払利息
- 売上割引は早期入金に伴う免除であり、性質は利息の逆。支払利息と同じく営業外費用に分類される。
空欄④ → A. 発生時点
- 売上値引き・割引は、発生時点の事業年度で処理する。
空欄⑤ → D. 業績結果
- 売上割戻しは、相手の販売実績(業績結果)が確定したときに処理する。
※「支払意思」ではなく、実績条件の達成が処理基準。
空欄⑥ → B. 売上値引勘定
- 間接控除法では「売上値引」や「売上割戻」勘定を用いる。売掛金勘定ではない。
空欄⑦ → A. 稟議
- 値引き・割戻しは申請書を出して上長の稟議・承認が必要。
空欄⑧ → A. 経理部門
- 銀行振込や相殺処理など、経理部門を通じて返金するのが内部牽制の原則。
空欄⑨ → B. 売上高
- 売上値引き・割戻しは売上高から控除する。
空欄⑩ → A. 損益計算書の営業外費用
- 売上割引は営業外費用としてP/Lに計上される。
■理解度テスト(第2セット)
【説明文】
以下は「売上値引き・売上割戻し・売上割引」に関するまとめである。文中の空欄(①~⑩)に当てはまる語句を選択肢から選びなさい。
1. 定義と特徴
- 売上値引き:商品の(①)や規格違いなどで、販売価格を減額する処理。返品を伴わない場合もある。
- 売上割戻し:販売数量や全国取引額などに応じ、販売先に金銭を還元する仕組みで、取引条件に基づく(②)的な性質をもつ。
- 売上割引:支払期日前に入金があったときに販売代金の一部を免除する処理で、実質的には(③)の節約とみなされる。
2. 計上時期
- 売上値引き・売上割引は、(④)に発生した時点で処理する。
- 売上割戻しは、相手方の販売実績が(⑤)した時点で処理する。
3. 仕訳方法
- 直接控除法:売上高から直接差し引く方法。
- 間接控除法:(⑥)を用いて、売上高をそのまま表示した上で控除を行う方法。
4. 内部牽制と不正防止
- 値引き・割戻しは商品の動きと密接に関わるため、不正発生のリスクがある。
- 主な内部牽制のポイントは以下の通り:
- 値引き・割戻しには上長の承認(⑦)が必要
- 銀行振込や(⑧)処理により返金することで、現金不正を防止する
5. 会計処理上の分類
- 売上値引き・売上割戻しは(⑨)から控除される。
- 売上割引は(⑩)に含められる。
【空欄の選択肢】
空欄①
A. 品質不良
B. 資産計上
C. 信用不安
D. 賃借対照表
空欄②
A. リベート
B. 仕入割引
C. 特別損失
D. 短期借入金
空欄③
A. 仕入債務
B. 支払利息
C. 売上総利益
D. 棚卸資産
空欄④
A. 発生した年度
B. 翌年度
C. 月次決算時
D. 半期末
空欄⑤
A. 合意
B. 確定
C. 受領
D. 開示
空欄⑥
A. 特別損失勘定
B. 売上値引勘定
C. 現金勘定
D. 営業外費用勘定
空欄⑦
A. 稟議・承認
B. 社外秘保持契約
C. 棚卸し作業
D. 監査報告
空欄⑧
A. 相殺
B. 出金伝票
C. 借入金振替
D. 税効果
空欄⑨
A. 売上高
B. 営業外費用
C. 特別利益
D. 減価償却費
空欄⑩
A. 販売費及び一般管理費
B. 売上総利益
C. 営業外費用
D. 当期純利益
■解答と解説(第2セット)
空欄① → A. 品質不良 ✅
- 売上値引きは「品質不良」「破損」「規格違い」などが典型的理由。
空欄② → A. リベート ✅
- 売上割戻しは「販売実績に基づくリベート」と呼ばれる。
空欄③ → B. 支払利息 ✅
- 売上割引は、利息を支払わずに済んだことと同様の効果=営業外費用扱い。
空欄④ → A. 発生した年度 ✅
- 値引き・割引は発生時点の事業年度で処理する。
空欄⑤ → B. 確定 ✅
- 割戻しは「販売実績が確定した時点」で計上する。
空欄⑥ → B. 売上値引勘定 ✅
- 間接控除法では「売上値引」「売上割戻」勘定を使う。
空欄⑦ → A. 稟議・承認 ✅
- 内部牽制では必ず上長の承認が必要。
空欄⑧ → A. 相殺 ✅
- 銀行振込や相殺処理で返金を行う。現金手渡しは内部統制的にNG。
空欄⑨ → A. 売上高 ✅
- 値引き・割戻しは売上高から控除する。
空欄⑩ → C. 営業外費用 ✅
- 売上割引は営業外費用に計上される。