✅ ブランディングのステップ
5つのステップ:
- ブランディングの決定
- ブランド・スポンサーの決定
- ブランド名の決定
- ブランド戦略の決定
- ブランド・マネジメント
✅ コモディティ商品におけるブランド戦略
- コモディティ商品でもブランド戦略を使うことは可能。
- 物理的差別化が難しくても、ブランド戦略を使うことは可能。
- 例:塩、砂糖、豆腐、ハサミ、電池などにもブランドが存在。
✅ ブランド拡張の利点と欠点
◾利点:
内容 | 補足 |
---|---|
① 新製品の成功確率向上 | 既知ブランドを使うことで安心感を与える |
② キャンペーンコスト削減 | 認知コストが下がるため |
③ 拡張による親ブランドの価値向上 | 関心を再生産、親ブランドにも利益 |
◾欠点:
内容 | 補足 |
---|---|
① ブランドの希薄化 | あらゆる新製品に使うとブランドイメージが薄れる |
② 悪影響の連鎖 | 新製品のイメージが親ブランドへ波及する危険 |
③ 共食い | 売上が親ブランドと競合し、カニバリゼーションが発生する |
✅ ブランド・ポートフォリオとは
- 企業が所有する複数ブランドを体系化し、それぞれの価値と企業価値を最大化する枠組み。
- ブランド単体でなく、ポートフォリオ全体での最適化を目指す。
✅ ブランド名の付け方(4パターン)
タイプ | 特徴 | 例 |
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共通のファミリーネーム | 異なる商品カテゴリで同じブランド名 | 無印良品、Apple |
異なるファミリーネーム | カテゴリごとに使い分け | SonyのXperiaとBRAVIA |
個別ブランド名 | 各商品に独自名 | ジャパンフリトレーの「ドリトス」など |
社名+個別商品名 | コーポレート+製品名(サブブランディング) | 花王の「アタック」 |
✅ ブランド戦略の基本分類
既存ブランド | 新規ブランド | |
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既存市場 | ブランド強化 | ブランド変更 |
新規市場 | ブランド・リポジショニング | ブランド開発 |
✅ コ・ブランディング(共同ブランディング)
- 複数ブランドを組み合わせて製品を開発・販売。
- 主な利点:相乗効果、コスト削減、新市場開拓。
- 主な欠点:一方のパフォーマンス低下が他方にも悪影響、責任不明確、消費者混乱。
✅ 二次的連想の活用
- ブランドと直接結びつかないが、間接的連想(例:「イタリア的」→「開放的」)を活用。
- 例:ハーゲンダッツ → ヨーロッパの高級感。