✅ ブランド・ビルディング・ブロックの全体像
- ケラーが提唱した、ブランド構築のための4段階×6要素からなる枠組み。
- ピラミッド構造で表される。
- 各段階に応じて2つの側面(機能的・感情的など)がある。
- ピラミッドの上位に行くほどブランドの強さ・ロイヤルティが高まる。
✅ 4段階と6要素の対応関係
段階 | 目的・要素 | 内容のキーワード |
---|---|---|
第1段階 | アイデンティティ(認識) | セイリエンス(Salience/突出性):ブランドの記憶・想起されやすさ。トップ・オブ・マインドにあること。 |
第2段階 | ミーニング(意味の理解) | パフォーマンス(性能)(機能的価値) イメージ(情緒的価値) |
第3段階 | レスポンス(望ましい反応) | ジャッジメント(判断・評価) フィーリング(感情的反応) |
第4段階 | リレーションシップ(関係性の構築) | レゾナンス(共鳴・ロイヤルティ):強い共感・愛着・エンゲージメントがある状態。 |
✅ 補足ポイント
- セイリエンス:第一想起される「Top of Mind」状態を目指す。
- パフォーマンス/イメージ:ブランドの機能と象徴的意味(例:高品質 or おしゃれ)。
- ジャッジメント/フィーリング:評価や感情によってブランドに対する好意を形成。
- レゾナンス:ブランドに対して強い絆を持ち、忠誠・共鳴する状態(例:ファンクラブ参加者のような存在)。